西郷と豚姫  五月花形歌舞伎
新橋演舞場の花形歌舞伎、昼の部は「西郷と豚姫」で開けます。
実在の西郷隆盛という人物の恋愛を扱った新歌舞伎です。
西郷の中村獅童丈と豚姫の中村翫雀丈の楽しくコミカルで
それでいてシリアスで真摯な御芝居に心打たれます。




芸妓岸野役の尾上松也丈、最初は誰かわからなくて
急いで筋書をめくった記憶があります。
芸妓さんともなれば女として成熟期にあるはずなんだけど
本当に大人っぽくて婀娜っぽくて素敵でした。
酔態が見事で、手助けしたくなるような雰囲気がありました。
そしてはんなりとしているのです。
若い役者さんだったのでとっても驚きました。

このお芝居は上方が舞台になっています。
なので松嶋家さんの役者さんが生き生きして見えます。
そしてふわっとした女性の良さを感じさせています。
まだ客席が暖まっていない所から「一気に」というより
「じわっ」と御芝居気分にもっていく佳品だと思いました。
チームワークの良さを感じました。

このお芝居の中で豚姫が西郷に御結びを作るために
厨房へ引っ込むところがあります。
愛しい人の世話を焼く女性の喜びが
背中に感じられました。


御結びの様なパンを見つけました。
このお芝居に広がる親しみやすさが共通点です。
銀座木村屋のおにぎりパンです。
2銀座木村屋のおにぎりパン野沢菜 (3)
三角は野沢菜が入っています。
2銀座木村屋のおにぎりパン野沢菜 (4)
丸い形もあります。
2銀座木村屋のおにぎりパンツナ (3)
中はツナが入っています。
2銀座木村屋のおにぎりパンツナ
もちっとしたパンの食感がなんとも言えません。
おいしかったです。
女殺油地獄 五月花形歌舞伎
女殺油地獄は河内屋与兵衛に翻弄される人々で一杯。
そして大阪が舞台の御芝居は明るさがほとんどない。




若造の金目当ての家庭内暴力や殺人に、皆が翻弄されてしまう。
不良の主人公とは対称的に与兵衛の兄は真面目な男性で、
亀鶴丈がどこかふんわりとした雰囲気を出しながらきちっと演じている。
継父の歌六丈と秀太郎丈の母親は、真に迫っているし
与兵衛に対する暖かさを感じる。
妹の米吉丈は控えめではあるが、どこか町娘の華やかさがあって
舞台の暗い雰囲気を救っている。
こうして暖かい家族は与兵衛に厳しい言葉を投げつけても
更正を願い愛している。
それだからこそ愛に報いる事のない愛之助丈の与兵衛の非情さが
際立つのかなと思いながら見ていた。
殺されてしまう油屋のおかみさんは福助丈で、
隣家のトラブルを看過できない大阪女の暖かみと美しさを感じた。
花道の闇にぽっかり浮かぶ与兵衛の青白い顔が、
悲劇を暗示するむなしさで覆われている。
幕が下りると客席には一瞬静かなざわめきが起きる。
不思議な御芝居だけど魅力的。


幕間は演舞場内の雪月花で夕霧を頂きました。
2夕霧@雪月花 (3)
幕の内弁当です。ちょっと贅沢しました。
2夕霧@雪月花 (2)
御吸い物には鱧が入っています。
2夕霧@雪月花
御造り。
2夕霧@雪月花 (5)
炊き合わせ。
2夕霧@雪月花 (6)
焼き物や揚げ物がたっぷりです。
元気になれそうな美味で一杯です。
ごちそうさまでした。
美味しかったです。
写真は許可を得ています。
野良犬 片岡愛之助の女殺油地獄
野良犬と野犬の間には大きな隔たりがある。
野犬になれないええしのボンは野良犬になり下がれる事はあっても
親の無い野犬には成り上がれない。
野良犬は飼い主がいない宿無犬であるが、親はある。
片岡愛之助丈は河内屋与兵衛の身体を借りて
野犬になれない野良犬に挑戦している。
野良犬には野犬には無いおっとりした雰囲気があり、
裕福な育ちを捨てきれない寂しさが残っている。
そんな男性にも独特の魅力があるし、
まして親にとってみればやはり宝物だ。




与兵衛を「のら」「のらめ」と親や兄は呼んでいる。
その台詞には与兵衛のふがいなさを嘆きながら
何とか更正への道を作ってやりたいという愛がある。
与兵衛にしても我儘を許さない継父を睨んだり足蹴にはしても、
親に恥を掻かせたくないという最低の愛だけは持っている。
なので借金をきれいにし継父に恥をかかせまいと金策に焦って、
油屋の女房を殺してしまう。
与兵衛の花道の引っ込みは華やかさが一切ない。
油と殺した女の血にまみれながら、花道を転びそうになりながら
走り去ろうとする。
しかし油に足を取られて、なかなか前に進めない。
油は殺された女の情念のようだ。
そんな油にまみれながら、野良犬が泥に足を取られてもがく様に
ぶざまに転んだり足を取られる。
それでも逃げようと焦れば焦るほど、足はもつれて身体は進まない。
浴びた油を周囲にまきちらしながら、なんとか花道を逃げ去っていく。
修羅の様な表情のなかに、どこか育ちの良さと愚かさと
若さと美しさを混在させながら、
闇の中に消え去っていく与兵衛だった。

中日を迎えて台詞等にも変化が見られていました。
片岡愛之助丈は河内屋与兵衛を手中におさめた感がありました。
新橋演舞場五月花形歌舞伎です。


「油」という文字に反応するaburasobist。
しかしダイエット中です。
2寿がきやの東京油そば
インスタントの油そばは高カロリーが定番ですが
比較的低カロリーなものもあります。
2寿がきやの東京油そば (2)
寿がきやは名古屋の庶民の味です。
ええしのボンや御嬢には、どうなんでしょう。
2寿がきやの東京油そば (3)
低カロリーを感じさせないインパクトでした。
そして私の体重は徐々に減っています。
東京新聞 2012.05.15 朝刊
東京新聞に新橋演舞場五月花形歌舞伎の劇評が
カラー写真入りで出ています。
伝統芸能の紙面の下の部分です。




20120513東京新聞朝刊
椿説弓張月の事がタイトルに使われていますが、
趣向がまさった人工的な狂言と書かれています。
各演目に言及されています。
女殺油地獄では「(前略)愛之助が仁左衛門の芸を
継承する覚悟を示した。」と評してあります。
西郷と豚姫では児太郎・松也・とお玉の翫雀
の女性三人三様の苦労が胸にしみるとあります。
紅葉狩は福助の鬼女の本性を現してからの充実ぶりをみせると
書いてあります。
評論家長谷川浩氏の署名記事でした。

月のように丸い神楽坂ベイクドチーズケーキ。
茶葉が使われていて何んとも香り高いスイーツです。
2神楽坂ベイクドチーズケーキ@アトリエKOHTA (3)
ほぼ無添加の様です、
2神楽坂ベイクドチーズケーキ@アトリエKOHTA (2)
中はこんな感じです。
2神楽坂ベイクドチーズケーキ@アトリエKOHTA
神楽坂のATELIER KOHTAのケーキです。
おいしかった。
「片岡愛之助プロデュース きもの・おび」新作展示会
京都の「京絞り寺田 ギャラリー」で六月に
片岡愛之助プロデュースの着物と帯の新作展示会があります。
絲衣司6月博多 福岡アジア美術館
「伝統工芸と伝統芸能の彩」展 出展作先行展示もあります。
速報が絲衣司さんのサイトに出ています。




愛之助丈は新橋演舞場五月花形歌舞伎に御出演中で、
中日を御迎えになっています。おめでとうございます。
という事で、6月は京都の有名作家寺田豊さんのギャラリーで
御着物の展示会があります。
御紹介させていただきます。


さて、ダイエットに向く料理研究家で知られる浜内千波先生。
東京新聞の日曜版にレシピが紹介されていました。
2鶏肉のハニーマスタード焼き (4)
リアルな方には御希望があればコピーをしますね。
2鶏肉のハニーマスタード焼き (3)
カロリーの表示もあります。
鶏肉のハニーマスタード焼きに挑戦。
2鶏肉のハニーマスタード焼き (6)
鶏肉、きれいです。
でもフライパンで焼きます。
2鶏肉のハニーマスタード焼き (7)
できあがりましたが、紙面とは変えて盛り付てみました。
2鶏肉のハニーマスタード焼き (5)
こんなかんじです。
結構はまって良く作っています。
浜内先生ありがとうございます。
浜内先生の料理本は結構買っています。